あなただけに与えられた唯一無二の感性を花開かせ、「自分が自分に生まれて良かった」を体験するピアノ&アレクサンダーテクニック教室のMusic as a Whole井筒良子です。
今日はとっても天気がいいですね♪
日本の冬は、空気が冷たくても青い空が広がり、太陽がキラキラしている。
なんて素晴らしいんだー!!と、暗くてじめじめしたロンドンの冬を12年間生きた私は、いつも感動しています(笑)
さて、今日のお題は「あなたを開いてくれるもの」です。
開いてくれるものってなに???
「開いてくれるもの」という表現が抽象的で分かりにくいという方に、私のイメージを言いますと、、、
貝の砂抜きをするときに、塩分濃度がちょうど良いと、貝って角を出して、くつろいでいますよね(笑)
つまようじで、ツンツンとその角を触ってみても、なんだか、まだまだくつろいで、反応の鈍い貝。。。
ほんとに気持ちよさそうですよね。
「ごめんね、数時間後には食べてしまうよー可愛い貝ちゃん!!」
と思う、アレです(笑)
そんな感じで、「開いてくれるもの」というのは、気が付いていたら、
あなたが自然とくつろいでいたり、
笑顔になっていたり、
心が躍っていたり、
夢中になっていたりすること
です。
もしかすると、
体が軽く感じられたり、
動きやすくなったり、
体にエネルギーが巡っているように感じる
方もいるかもしれません。
あなたを開いてくれるもの
さて、あなたにとって、あなたを開いてくれるものとは、なんでしょう?
私がレッスンで、最も注意深く生徒さんたちを観察する点は、ここです。
その生徒さんを「開くものは何か」
これは、年齢が低ければ低いほど、かなり明確です。
その生徒さんが、レッスンの中で一番喜んでやることはなにか?
歌うこと?
音楽を聴きながら、体を動かしたり、拍子をとること?
それに合わせて、好きなように打楽器を叩いたりすること?
好きな楽器は、太鼓やタンバリン、カスタネットなどの打楽器?
それとも、笛やピアノなどのメロディ楽器?
どんな音楽が好きなの?
ジャズっぽいおしゃれな響き?
リズムが明るいもの?
それともしっとりのバラード系?
短調?長調???
などなど、数え上げればキリがありません。
生徒さんが好きなこと、得意なことを繰り返しやっていると・・・!
初期のレッスンでは、とにかくたくさん、いろいろとやってみて、生徒さんが、一番楽しそうにしていて、彼らの中に
アイディアがどんどんと湧いてくるものを見つけるようにしています。
そして、それを継続してやっていると、
圧倒的に上手になり、
彼らのアイディアが泉のように噴き出して、
止まらなくなる時が来るんです。
私はその時、本当に幸せな気分になります。
彼らの命の音、命の声を聞いたような気分になり、感動します。
そして彼らもきっと、とっても幸せな気分になっていると思います。
この経験の数が多ければ多いほど、その生徒さんが大人になっても、おじいちゃんおばあちゃんになっても、「ピアノが好き」と言って、弾いている可能性は高くなるでしょう。
好きなものがあり、それを通して「幸せな体験をしている」ということは、多少の困難を乗り越え、豊かな人生を歩むための、道しるべとなります。
(この、アイディアがどんどんと湧いて止まらなくなる感覚、子どもの頃に友達と遊びを作っていて、止まらなくなる、あの感覚と似ていると思います)
大人や、大きい生徒さんの場合は、彼らの感性に働きかける!
さて、大人になるにつれ、
「ピアノを弾くとはこういうものだ」
「自分はこれが苦手だ」
という、どこかで見聞きしたり、自分が体験したことを踏まえて、固定観念ができてしまうので、大人や大きい子どもさんのレッスンは、小さいお子さんとは違ったアプローチにはなります。
それでも、生徒さんの固定観念ではなく、彼らの本質、感性に働きかけると、
「こんなふうに弾けるんだったら、ずっと練習していたい」
と目をキラキラさせながら、レッスンのたびに言ってくれるティーンエージャーや大人の生徒さんたちを前に、私は何度、感動したことでしょう。
「あなたの音楽を聞かせてくれて、ありがとう」
と、私の方が言いたいくらいで、しかも、こういう体験をしてくれると、
私が言わなくても、
生徒さんが、自ら練習してくれるようになるんです!!
「楽しかった!」という体験があまりに色濃いので、それをもう一度味わいたくて、自分でピアノの前に座るんですよね。
先生としても、何とありがたいことか~(笑)
人生を生きる上での醍醐味 ~私の知らない私が、花開く~
さて、あなたにとって、生きていくうえでの「醍醐味」とは、なんでしょう?
ある人は、
できなかったことができるようになっていく
分からなかったことが、努力の結果、少しずつ、その全貌を明らかにしてくれるようになった
などなど、いろいろあると思います。
私の場合、
自分の中に、あるとは思ってもみなかったものが、何かに触れて、立ち現れてくる瞬間
です。
これを経験するとき、
目の前にあると思っていた壁が壊れて、
まったく違う景色を見ることができるようになり、
「新しくて本当の自分」に生まれ変わる
ような気分になります。
もちろん、私は努力することが好きです。
毎日ピアノの練習はしますし、自分の課題にも取り組んでいます。
それによって上達したり、できなかったことができるようになったり、自分を信じてチャレンジすることは、とても素晴らしいことです。
そして、そんなふうに生きているからこそ、何かをきっかけにして、
自分の知らない自分が開かれる時、
驚きと新鮮さ、そして豊かさに包まれて
「私は生きている」という実感が生まれます。
そして私はそんな、
生徒さんの
「自分には、あるとは思ってもみなかった自分」が花開いていくことを、お手伝いする指導者
になるため、今日も精進します!
ということで、ちょっと抽象的な表現になってしまい、申し訳ないです~(笑)
いつか、もっと分かりやすい言葉で表現できる日が来ると信じつつ、今日はこの辺でお終いです♪
実はこの記事、ショパン国際ペリオド楽器コンクールの優勝者、エリック・グオさんの演奏を聴いて、インスピレーションを得たものなので、次回は、グオさんのコンサートについて、書いてみたいと思います♪
お楽しみに~
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Music as a Wholeでは、あなただけに与えられた唯一無二の感性と創造性を花開くお手伝いをしています。
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