みなさん、こんばんは♪
私たち一人一人に託された唯一無二の感性を解き放ち、「私に生まれて良かった」を体験するピアノ&アレクサンダーテクニック教室の井筒良子です。
南海トラフ地震注意報が発令されましたね。
活断層の上に存在する島国日本、国土自体が生きているが故に、地震は避けられないものではありますが、今一度、お水は確保できているか、寝室の家具の配置は安全か、など、確認しています。
そして何より、何が起きても、自分の一生に悔いがないように、毎日をめいっぱい、人を大切にし、自分を大切にし、与えられた命を全うできるように生きていきたいと思います。
さて今日は、私が生徒さんとのレッスンで、とても大切にしていることについてお話します。
それはずばり、
毎回のレッスンをコンサート(音楽会)にする♪
です。
習っている先生方からこう言われたことはありませんか?
「お子さんをコンサート(音楽会)に連れて行ってください。
生の音に触れさせてあげてください」
私の母は、よく先生に言われていたそうです。
(と言っても私が初めてクラシックの演奏会に行ったのは、19歳の時でしたけど、笑)
ということで、お子さんを生の演奏会、コンサートに連れて行くのは、お金も時間もかかるし、どれに行けばよいのか分からないし、なかなかハードルが高い!!
そこで、毎回のレッスンでは、先生の生の音を聞くことになるので、
レッスンをコンサートのようにしてしまえば良いのです!!
レッスンをコンサートにするとは?
さて、「どんなふうに、レッスンをコンサートにするの?」と思われるかもしれませんね。
具体的には、私の場合、
メロディ、詩、伴奏が、雰囲気に溢れた素敵なものを生徒さんに弾いて聞かせ、一緒に歌えるまで、数週間にわたって歌う
即興の伴奏を、ジャズの響きや、リズムが面白いものにして、その上で好きなように弾いてもらう
導入期の曲は必ず、デュエットの伴奏がおしゃれで、響きの美しいものを使う、
などです。
そして私がピアノを弾く時には、一生懸命、響きがきれいになるように、少しでも生徒さんにうっとりしてもらえるように、私も楽しんで弾きます(笑)
これ、特に小さいお子さんや、ピアノを習い始めた方には、大切なんですよ!
美しい音、うっとりできる音楽を生で聞き続けることの大切さ
と言うのも、たとえ週1回30分の短いレッスンであったとしても、レッスンの初めから終わりまで、きれいな音楽を聴いて、それに合わせて歌ったり、踊ったり、弾いたりして育った子どもは、
決して鍵盤を叩いたりしません。
音楽は水が流れるように美しい、
拍は躍動感にあふれ、
面白いリズムは、ワクワクドキドキするもの、
ハーモニーの変化は、まるでステージライトが変わるように気分を変えていく、
といった経験を、感覚的に積んできた子供たちは、
音を聞くこと自体を、好きになるのです。
その結果として、彼らの出す音の響きは美しくなります。
当然ですね、彼らは聞きながら、弾いているのです。(弾きながら聞いている、ではない)
音を聞く
この「音を聞く」ということは、音楽を奏でるうえでの原点です。
思い出してみてください、
普段の生活で、救急車やパトカーのサイレンよりも、鳥のさえずりや秋の虫の音に、耳を傾けたくなりますよね?
きれいな音楽、音であれば、私たちは自然と耳を傾けて、聞きたくなるものなんです。
少し専門的になってしまいますが、ピアノを弾く時、私たちは、「何をどのように弾いているか」に焦点を充ててしまいますが、結局のところ、「何を弾いているか」ではなく「何を聞いているのか」によって、出てくる音が変わります。
先生の出す響きを、「何回も聞く」というところから、音楽教育は始まっていますので、生徒さんが何回も聞きたくなるような響きを出せるように、ワタクシ、練習がんばっておりますよ♪
本日のまとめ
さて、本日のまとめ。
レッスン室にいる先生は、生徒さんに、音やリズムを読めるように指導してくれるだけではありません。
先生達は正真正銘の音楽家なのですから、毎回のレッスンで、コンサートを開いてもらうように、美しい音楽を弾いてもらって、先生と一緒にこの瞬間の音楽を楽しみましょう。
楽しみながら、音楽を大好きになった子どもたちは、練習を嫌がる時期はあっても、ピアノを弾くこと自体を嫌いになることはありません。
美しい音楽に包まれて、人として豊かな人生を歩んで行ってほしい。
私は、そんな願いを込めて、ピアノ教室を運営しています。
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