みなさん、こんにちは♪
本日は、私が3年ほど前に日本に帰国して感じていたことをひとつ、ここで記事にしておきます。
昨今、クラシック界での競争は激しさを増し、特に日本は幼い子供をコンクールやオーディションに出させたい指導者の方でいっぱいです。
中には、先生ご自身の評判、評価のために生徒をコンクールに出場させる先生方もいて、そしてそのためのピアノ指導者のための講習会というものまであり、コンクールで賞を取ること、間違わずにちゃんと弾くこと等がピアノの基本と勘違いされている学習者の方も見受けられます。
もちろん、コンクールに出たい生徒さんには、大いに腕を磨き、音楽の素晴らしさを舞台の上で爆発させてもらいたいですが、音楽を奏でるということは、「間違わずに弾く、コンクールで良い成績を取る、先生に褒めれる」こんなことが目的でしょうか?
私のレッスンでは、生徒さんにまず、
音で遊ぶことの楽しさ、
間違いや批判など恐れずに、「私はこんなふうに弾きたい」と伸び伸びと弾いていい、
それをたくさん経験してもらいたいと思っています。
そして、これが音楽の基本です。
指を強くするための練習などやらなくても、あなたはもうすでに、あなたの聴きたい音を出すことのできる指を持っています。
そしておもしろくない反復練習などしなくても、まるで呼吸するように、あなたをそのまま表現できる弾き方があります。
これらは、苦しい練習を繰り返した先に到達するものではなく、
それができるかどうかは、その状態を体験したことがあるかどうか、それだけの違いなのです。
これをレッスンで体験していくことによって、私たちは、
「もっと弾きたい、もっとこんなふうに弾けるようになりたい」
と思うことで、自然と練習するようになるのです。
それはもやは練習ではなく、
本当の自分と繋がる道を歩く過程であり、
そのようにして、私たちは自分自身に静かな誇りと自信を持って、人生を確かな足取りで生きていくことができる
と思っています。
