さぁ、「放っておいてもどんどん練習したくなる魔法のレッスン♪」シリーズ、どんどん行きましょう!
そもそもピアノって嫌になってしまうくらい難しい楽器なの?
ピアノは音楽を初めて学ぶには、とても使いやすい楽器です。
その理由として、
- 音の高低を目で確かめることができる(鍵盤の左から右へ、音が順々に高くなっていく)ので分かりやすい
- 音があらかじめ、用意されている。(鍵盤を押せば、音が出る。)
バイオリンやチェロなどの弦楽器、トランペットやクラリネットなどの吹奏楽器、声楽は、まず音程の良い音を出すことが難しいですが、ピアノの場合は音を自分で作り出さなくて良いので、比較的すぐに曲(メロディ)を弾くことができます。
これらの理由で、音楽初心者にはとても始めやすい楽器です。
そして、この始めやすさゆえに、多くの教師が一度にいろんなことを生徒に教えてしまい、そのことが難しく感じる原因のひとつでしょう。
例えば、初心者の段階で、
- ドレミなどの音の高さの読み方を学びながら
- 拍動(音楽が持つ鼓動)を感じ
- リズム(音の長さ)を理解する
- ハーモニー(和声)を聞く
- それを片手(または両手)で弾く
- 体全体の良いコーディネーションを保つ
など、生徒は一度にこれらのことをやらなければなりません。
これは初心者にはかなりの至難の業で、ここでまず、ピアノを弾くことのハードルが上がってしまいます。
また、バイオリンやチェロなどは、子供用サイズがあるのですが、ピアノは大人が弾くものと同じサイズの楽器を弾かなければならないので、幼少時にピアノを始める場合は、このあたりは指導者が
- 手を広げさせすぎない
- 早い時点でペダルを使わせない(ペダルを使わなくても十分満足して弾ける曲を学ぶ)
などに十分に注意する必要があります。
ということで、ピアノって、難しい楽器なのでしょうか?
私は「はい、難しい楽器です!」と答えます(笑)
でも、シンプルなメロディから華やかな曲まで、レパートリーのすごさを考えると、ピアノは楽器の王様です。
また、自分一人で楽しめることもできるし、歌いながら弾いたり、他の楽器と一緒に弾くこともできるので、難しさ以上に、できることがとても多いので、時間をかけて学ぶのにとても価値のある楽器です!
ピアノが弾けるってすごいことなんですよ~
ストリートピアノもできるしね♪
ストリートピアノで、誰かと弾いてコラボもできちゃうよ!!
続く。