みなさま、こんにちは♪
私たち一人一人に与えられた唯一無二の感性を解き放ち、「自分が自分に生まれて良かった」を体験するピアノ&アレクサンダーテクニック教室の井筒良子です。
気が付けば、もうバレンタインデーも過ぎ、早2月中旬。
もうすぐ、桃の節句、ひな祭りですね♪
灯りをつけましょ、ぼんぼりに~♪
私事ですが、急遽、頼まれて演奏することになり、ただいま、絶賛練習中でございます。
ですので、ブログの更新も遅め。。。
早く上達したかったら、焦らないこと
さてさて、こんなふうに、特に早く曲を仕上げなければならないとき、私たち、焦って練習しがちです。
とりあえず、譜読みして、暗譜して、手に覚えさせて。。。みたいな感じですね。
でもそれは、うまくいかないんですよ~(笑)
オリンピックで金メダルを取ったスケートの小平奈緒選手が、試合直後の記者会見で言っていた言葉で、
「明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ」
というガンジーの言葉があります。
私も大好きな言葉です。
「明日死ぬかのように生きよ」とは、
「悔いのないように、与えられたこの一瞬一瞬を大切に、懸命に、生き抜きなさい」というように聞こえますね。
そして私は特に
「永遠に生きるかのように学べ」
という所が好きなんです!
ところで、締め切りが差し迫っていたり、
今度のレッスンまでにちゃんと弾けるようになりたいなどの、
「結果」に焦点を合わせている場合、
「永遠に生きるかのように」なんて悠長なことは言っていられなくて、
早く上達しなければ!!
となってしまいますね。
でもそうなると、
どんなイメージがあるか、
どんな音で弾きたいか、
などの
のびのびとした、自由な学び
そして
その弾き方がうまくいくか、試してみる
という創造的な練習ができないことが多いです。
すぐに結果を求めるあまり、
自分の殻を脱いで、本質的に変容していくことを
自分に許していないからだと思います。
こういう場合、上手になるため、単なる「反復練習」をすることが多く、何となく上手になった気はするものの、
体の使い方がうまくなったり、
出す音の質が変わったりという
本質的な成長
というものは、まず生まれないような気がします。
本質的に成長するための練習をしていれば、短期間でも上達する
ところで、私の大好きな、20世紀のフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトーは、こんなふうに言いました。
「単に難しいパッセージ(曲の部分)をそのまま練習するだけでなく、
そこを基本的な特質にまで掘り下げて、
そのパッセージに含まれている難しさを勉強する」
つまり、難しいところを、ただ反復練習するのではなく、
なぜ難しいのか
パッセージの中の、どの要素が難しいのか
難しい要素は、重なっているか、いくつ重なっているか、
難しい要素は片手だけか、両手にあるのか
などを見極めて、その要素に分けて練習しましょうということですね。
これはとても大切で、練習する際の基本です。
そして、私の場合、それにプラスして、
そのパッセージを難しくしている、私の考え方は何か?
に注目します。
身体感覚を育てる
それから身体の使い方。
人間の身体は、設計されたように使うことができれば、ちゃんと動いてくれます。
出したい音もイメージすれば出るし、響く豊かなフォルテ(音量が大きい)音も、柔らかい風のようなピアノ(音量が小さい)の音も、出せるようになる。
先天的に体を上手に使うことができる人は、天才と言われることが多いのですが、そうでない私のような一般人にとっては、
「体がどのように動くのか」
ということを、知っているか知らないかでは、
本当に大きな差
となります。
先日、オンラインレッスンをしていて、生徒さんがペダルを踏むときに、体全体がうまく機能していないように見えたので、脚と重心の話をしたら、急に弾けるようになりました。
生徒さんも、
「こんなふうに弾いていると、ピアノがもっともっと好きになってくる」
「今まで、やらなくて良い努力をしていたような気がする」
と、言ってました。
ほんと、その通りなんです。
体がどう動くかということを知らないあまりに、必要のない努力をしていて、その努力が、私たちの能力を最大限に発揮できる状態に導くものでなければ、しんどくて、ピアノを弾くこと自体が、楽しくなくなっていくんです。。。
弾くたびに、体の使い方が上手になると
ピアノだけでなく、日常生活にも良い影響を与えます。
本質的に体の使い方が向上するからです。
だから、もっと練習したくなる。
そして
練習するたびに、自分が本来持っていた能力が、目覚めてくる。
私は生徒さん一人一人が、そのように、ご自身の家で練習できるように指導しています。
目の前の締め切りに追われていたとしても、自分の中で、確かに育っている身体感覚。
それが自信へと繋がり、その新たにグレードアップされた身体感覚は、別の曲を弾く時にも使えるのです。
変容を繰り返し、私たちは本当の能力を開花させる
そんなふうにして、私たちは、変容を繰り返し、成長していきます。
何度も何度も、蛇が脱皮していくのと同じです。
脱皮しながら、
本当の自分自身になっていく
あなたの本当の能力が開花していく
のです。
そのように練習していると、本当に上手になりますし、練習するということ自体が、自分発見の冒険になり、とても楽しいものになります。
以前に書いた「目的達成重視か、プロセス重視か」の記事にも書いた通りです。
そしてそんなとき、、
たとえ明日、本番があっても、大切なレッスンが控えていても、
練習するたびに新しい可能性を発見し、
私の命は永遠に続いていくような感覚になり、
私は「永遠に生きるかのように学ぶ」
ことができている
と感じています。
そしてそのような練習ができた場合、本番での演奏もうまくいくことが多いです♪
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Music as a Wholeでは、あなただけに与えられた唯一無二の感性と創造性を花開くお手伝いをしています。
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