みなさん、こんにちは♪
私たち一人一人に与えられた唯一無二の感性を解き放ち、「自分が自分に産まれて良かった」を体験するMusic as a Wholeピアノ&アレクサンダーテクニック教室の井筒良子です。
本日はメリークリスマス♪の日ですね。
昨日お稽古に来た生徒さんが、サンタさんの帽子をかぶり、サンタクロースの真似をしながら、ジングルベルを弾いていて、子どもって可愛いなぁと思うひと時でした(笑)
さて、2週間ほど前に、ピアノの
「おさらい会」を開催しました♪
(カバー写真はその美術館に飾られていた世良臣絵「ピアノ発表会の少女」)
おさらい会とは、発表会とは違って、普段のお稽古で学んでいる曲を、みんなの前で発表するという趣旨のもの。
発表会では、大きめの曲を必ず暗譜で演奏しますが(大人の生徒さんの場合は別)、ここでは小さい曲を複数曲、楽譜を見て弾いても良いことにしています。
生徒さんが、
頑張って練習に取り組み、一生懸命に演奏したら、みんなに喜んでもらえた!
という体験をするためにもってこいのおさらい会♪
会場も、コンサートホールではなく、小さな美術館のお部屋を借りて、人前に出る緊張度を最小限に抑えるようにしています。
そしておさらい会終了後は、みなさんと、手作りのお茶とお菓子で茶話会を開き、普段は、顔を合わせない生徒さん同士で、ホッと一息の時間を。
これは、お互いの成長を共に喜んだり刺激を与えあったりできる環境を作っていきたいと、私がイギリスにいた頃から、やってきたことのひとつです。
さて、今回初めて日本で、「おさらい
会」をしたのですが、私の生徒さんは、みなさん、とても優秀なので!!
緊張しながらも、堂々と演奏してくれました♪
パチパチパチ
(拍手喝采!!!)
一番小さい生徒さんは5歳で、「緊張する」という感覚はないかな?と思ったのですが、やっぱり緊張したみたい(笑)
ソロ、連弾、クリスマスの曲というように、カテゴリー別に複数回、出番を用意した子どもの生徒さんたちは、「一回目は緊張したけれど、2回目からは大丈夫だった」という、何とも頼もしい反応!!
そうなのです、緊張はするものなので、緊張するということに慣れてしまえば良いのです。
何度もやっているうちに、「こんなものか」と思えるようになってきます。
「緊張しないことを目指す」のは無理な話で、「緊張しても弾ける状態を目指す」こと、これが大事です。
もっと正確に言うならば、
緊張しても自分の音を聞ける状態を目指すこと
これに尽きますね。
私も、指導する立場の者として、「一生学び続ける」ことを日課にしていますので、モーツァルトとショパンの曲を演奏しました。
まだまだ練習中なのですが、私の弾いた「モーツァルトが弾いてみたい」という小さい生徒さんからの反応はとても嬉しく思いました。
生徒さんと一緒に、自分も学び続けること
これは指導者になった時から自分に課してきたことですが、そうすることで、
練習がどれだけ大変なものか、
うまく弾きたい気持ちはあるのに、うまくできないもどかしさ、落胆、
努力し続ければ必ず芽が出るという体験、
それらを生徒さんたちと分かち合うことで、生徒さんの気持ちにも寄り添うことができる
のではないかと思っています。
単に、椅子にふんぞり返って「そこの音が違う」とか「もっと感情をこめて弾きなさい」と、言っているだけの先生にはなりたくない(笑)という理由もあります。
また、普段のレッスンで私が話していることは、私の演奏に集約されているので、演奏を聞いてもらうだけで、「あ、なるほど」と理解できる生徒さんも多く、生徒さんとのおさらい会、発表会は、絶好の機会です♪
おさらい会を終わってからのお稽古では、みなさん、自信が付いたのか、音もしっかりとしてきて、数日しか準備期間が無くても新しい曲を持って来て、「頼もしいな~嬉しいな~♪」という日々を過ごしました。
本日の一句
「おさらい会 楽しかったよ またやろう♪」
(五七五)
お終い。
生徒さんからクリスマスカラーのとっても可愛いお花をいただきました♪


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